海外で何と名乗るか?

この週末は,現職(助手)の方で,OBも交えて慰安旅行のようなものがありました.
主に助手や専任講師クラスがメインでしたので,途中どう転んでも最終的には話題は研究の話へとシフトして行きます.その中で,中々面白かったのが海外で何と名乗るかという話題です.
まず,役職です.助手だったら取り敢えずResearch Associateと名乗っておけば簡単です.では,専任講師だったらどうするか,助教授だったらどうするか.こうなると中々難しくなります.
まず講師ですが,直訳するとLecturerです.しかし,これはこれで非常勤じゃないかと誤解を招きます.講師をやっている先輩は,正式な書類とかでないのならAssociate Professorと名乗ってしまっているようです.まあ,詐称と言えば詐称になるのかも知れませんが,任期なしのものでしたら,講師も助教授も扱いとしては大して変わらないので,これでいいのかも知れません.
助教授となると,直訳ではAssistant Professorです.しかし,これは所謂講座制をとっている研究室における教授の補佐を行う役職であって,現在の状況とは一致しません.ということで,日本でもAssociate Professor(准教授)に4月から名称変更される訳です.しかし,それまでは助教授ですので,大学によっては正式な名称がAssistant Professorとなっていることもあります.その場合,Assistant Professor with Tenureなんて書くと実態にちょっと近くなるようです.まあ,所謂Tenureと違って日本の任期なしの職というのは権利を保障するものではないのですが,ただAssistant Professorと書くよりは誤解を招かないで済むんだとか.
参考までに,筑波大学における職名と英語訳はこんな感じです.面白いのはAssistant Professorという役職はあるものの,それは助教授を意味せず講師を意味していて,助教授はAssociate Professorとなっているところでしょうか.直訳するよりは大分実態に近いのですが,でもやっぱり仕事内容からすれば講師はAssistant Professorじゃないような気がします.聞くところによると,講師は徐々に助教へと移行するようで,助教だったら英語訳すればAssistant Professorで,しかも海外におけるAssistant Professorと扱いが近くなりますから,このあたりについては今は過渡期と思うべきなんでしょう.
……で,結局私は4月から何て名乗ればいいんでしょうか令
もう一つの話題が名前です.ローマ字表記ではちゃんと読んで貰えないというのは,海外に行ったことのある人なら大抵経験しているかと思います.
例えば,英語にはないパタンで母音が連なる場合があります.学会なんかでちょくちょくお世話になる先生の一人に前川先生という方がいらっしゃるのですが,この先生,Maekawaでは発音してもらえないと諦めたようで,論文書くときも学会で発表する時も常にMayekawaと名乗っています.
他にも,ローマ字読みと英語的な読みで違ったりすると問題は起こりやすくなります.例えば○樹という名前は日本人男性に多く見られます.この”ki”,ローマ字読みだと”キ”ですが,英語的に読めば大抵”カイ”になります.また,音節数が多くなってもやはり厳しくなります.私の名前なんかはここに該当します.4文字の名前で,4音節しっかりありますので,仮に読めたとしても覚えて貰うのはかなり困難です.
そんな訳で,正式な書類等では勿論本名をちゃんと表記しますが,会話の上では,無理やり英語風の愛称をつけてそう呼ばせるというのは,漢字圏出身者にはよくあることのようです.
こう考えると,最近流行のちょっと洋風の名前に関しても,日本語でもちゃんと意味のある名前をつけているならいいのかなと思います.例えば,同僚の一人は娘さんに”はるな”という名前をつけたのですが,海外に出たらHannahと名乗らせるつもりなんだとか.
さて,今日は学位論文を製本したのを受け取り,それから次の勤務先の書類を準備していました.次はいい加減,引越しの準備をどうにかしないと…….

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