2011年2月の読書メーター

2月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:856ページ

こんな言葉で叱られたい (文春新書)こんな言葉で叱られたい (文春新書)
巨人軍代表清武英利氏が,球界入りして見聞きした言葉,印象的なエピソードなどをまとめたもの.プロフェッショナルの世界,頂点の世界だからこその言葉の重み,真剣さが見える.流石は元新聞記者というところか,個々のエピソードが実にコンパクトにわかりやすくまとまっていて,読みやすい.ただ,元々が雑誌等のコラムということで,仕方ないのかも知れないが,若干あっさり纏めすぎている印象がする.もう少し掘り下げて,丁寧に書いて欲しかったところだ.個人的には,原貢の「布団の中で考えるな」が印象的.
読了日:02月09日 著者:清武 英利
一生懸命―木村拓也 決してあなたを忘れない一生懸命―木村拓也 決してあなたを忘れない
元プロ野球選手で巨人軍コーチ(当時)の木村拓也氏の追悼本.由美子夫人の著書となってはいるが,関係者がそれぞれの思いを綴った本と呼ぶのが正確だ.いかにもな追悼本なので,故人に思い入れがあれば読むに値するものだし,なければ読むまでもないのだろう.私は前者だ.選手として,コーチとして,そして,一個人として,彼は地味ながらも実に魅力に溢れていて,それだけに,亡くなったという事実はショックであったし,何よりも,惜しいという気持ちが強い.ちなみに私は,彼の死にショックを受けて,健康診断等真面目に受けることにした.
読了日:02月08日 著者:木村 由美子
球界の野良犬球界の野良犬
球界屈指の問題児として知られた愛甲猛の自叙伝.特に,パ・リーグ時代のエピソード,ドーピングの話の生々しさは印象的だ.だが,スッキリと笑って済ませられるレベルで留めているので読みやすいと思う.張本勲や落合博満,金田正一評も面白い.こういう昭和な香りの漂う野球人は,もう出てこないのかもしれないなと思うと,それが正しいことの筈な反面,若干の寂しさも感じてしまう.
読了日:02月02日 著者:愛甲 猛
顔・白い闇 (角川文庫)顔・白い闇 (角川文庫)
表題作の「顔」,「白い闇」を含め,5編が収録されている短編集.いずれの作品も,犯人であったり,被害者であったり,関係者であったりの心理描写が細かく,分類としては犯罪小説なのであろうが,犯罪そのものや推理以上に,人はいかにして罪を犯すか,いかにして巻き込まれていくのかといったことが主題になっているようだ.それぞれの作品における,それぞれの形での破綻に向かっていく流れは,良質のサスペンスと言えよう.「張込み」に登場する主婦の,日常と犯罪との狭間の描写が白眉.
読了日:02月01日 著者:松本 清張

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