2011年8月の読書メーター

8月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1487ページ
ナイス数:9ナイス

血涙(下) (PHP文庫)血涙(下) (PHP文庫)
役割を終えた者同士の,自らを滅ぼすための戦いとでも言うべきだろうか.どう足掻いても悲劇にしかなり得ない戦いの中であればこそ,その生き様,死に様は鮮烈で,最早,戦いに意味や目的を求めることすら無粋に思える程だ.また,生き残った女同士の語りが一層滅びの美しさを引き立てている.「いいえ.草原で死んだ男たちに,それでは失礼というものですよ」
読了日:08月25日 著者:北方 謙三
血涙(上) (PHP文庫)血涙(上) (PHP文庫)
ついに吹毛剣登場,の楊家将続編.楊家将本編を通して主要登場人物がしっかり描写されていただけに,本編以上に登場人物の個性が際立ち,面白さも増しているように思う.
読了日:08月23日 著者:北方 謙三
楊家将〈下〉 (PHP文庫)楊家将〈下〉 (PHP文庫)
上下巻ということで,下巻で一気に話が展開.やはり,死に様の格好良さ,その描写は圧倒的だ.ただ残念なのは,上下巻の短い話では,それなりに人数のいる人物の描写が不十分になってしまっている点だ.楊家の兄弟でも,何人かはどんな人物なのかすらよくわからなかった.楊業本人すら不十分に感じる程だ.敵役の耶律休哥の方が寧ろ丁寧に描かれていただろう.勿論何人かは丁寧に描写されているが,それは寧ろ,続編の血涙のためとも見える.そういう意味では,タイトル上はここで一旦完結だが,ここまでしか読んでない段階で評価を下すのは早計か.
読了日:08月15日 著者:北方 謙三
楊家将〈上〉 (PHP文庫)楊家将〈上〉 (PHP文庫)
北方謙三の歴史物と言うことで,相変わらず男が生き様,死に様の格好良さを競い合う話といった感じ.上巻は,まだ話が大きく動かず,それぞれの登場人物を描写がメインと言えるだろう.ここで徹底的に魅力的に描写し,死に様で輝かせるのが北方謙三な訳で.
読了日:08月15日 著者:北方 謙三

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