Archive for 12月, 2011

2011年11月の読書メーター

11月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1860ページ
ナイス数:22ナイス

食卓の情景 (新潮文庫)食卓の情景 (新潮文庫)
何と言うか,端から端まで,作る方も食べる方も,正しく頑固親父である.そして,それがいい.食べることに限らず,生きることに全力であればこその精神的に豊かな生活であり,万事に徹底したこだわりなのだろう.今となってはグルメガイドとして使えるものでもないのだろうが,江戸の香りに思いを馳せながらの散歩の供にしてみたいところだ.
読了日:11月30日 著者:池波 正太郎
そうだったのか! 日本現代史 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫)そうだったのか! 日本現代史 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫)
池上彰の現代史シリーズ日本版.シリーズ他作品から続けて読むと,取り上げられた内容の違いに,日本という国が,様々な問題を抱えながらも,いかに平和に発展してきたかを思い知らされる.その分,また,日本については書きづらい部分もあるのか,他作品に比べて淡々としている感はあったが,三池闘争の迫力は中々.
読了日:11月22日 著者:池上 彰
神様のカルテ (小学館文庫)神様のカルテ (小学館文庫)
医療現場を中心に,どれもどこかで聞いたような,実にベタなテーマをベタかつ綺麗にまとめ上げたという印象.まあ,ベタなテーマというのは,逆に言えば普遍的な問題とも言える訳で,その意味で,繰り返し取り上げられ,読まれるのは自然なことなのかも知れない.登場人物は中々に魅力的で,あっさり読めて,程良く感傷的な気分にもさせてくれ,読後感も悪くない.なるほど,ドラマや映画の原作には最適なんだろうなと思う.学士殿旅立ちのエピソードは中々.
読了日:11月14日 著者:夏川 草介
そうだったのか! 現代史パート2 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫)そうだったのか! 現代史パート2 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫)
池上彰によるわかりやすい現代史の続編.前著が戦後史の中心部だとすれば,本著はその周辺+続きといったところか.特に,アジアや中東の各国が取り上げられている点が注目に値する.と言っても,どのテーマもその重要性に間違いはなく,特に核兵器の仕組みや核開発競争,チェルノブイリについてなど,今だからこそ知っておくべき話題が多い.それにしても,チェルノブイリ後のソ連政府の対応と,フクシマ後の日本政府の対応,あまりに重なる点が多く,批判とかではなく,こうなってしまうものなのだなという印象だ.
読了日:11月11日 著者:池上 彰
グレート・ギャッツビー (光文社古典新訳文庫)グレート・ギャッツビー (光文社古典新訳文庫)
アメリカ文学屈指の名作とも言われる一冊.確かにこの作品はアメリカだ.一見アメリカンドリームの体現者であるギャッツビー,絵に描いたようなジョックであるトム,その妻で上流の世界しか知らないデイジー.アメリカンドリームは未来にしかなく,過去を求めることは悲劇にしか繋がらないということなのだろうか.ギャッツビーの強かでありながら,純粋で不器用,そうであるが故に時として滑稽な成り上がり者になってしまっている点も却って魅力的.村上春樹訳はかなり雰囲気が違うようなので,そちらも読んでみたい.巻末の解説がわかりやすい.
読了日:11月08日 著者:F.スコット フィッツジェラルド

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